パニック障害を発症した原因

私がパニック障害を初めて発症したのは通勤時のバスの中でした。大雪で乗客が普段よりもかなり多くバスの中ほどに立っていた私は次から次へと押しながら乗ってくる乗客に押されながら踏ん張って立っていたのですが、ギュウギュウ詰めになったバスが発車間近になった瞬間、一気に恐怖感でいっぱいになり、心臓がドキドキして呼吸が苦しくなり手が震えだしました。

そして次の瞬間私は満員の車内で大声で「降りまーす!」と2・3回叫び必死で乗客を掻き分けなんとかバスから降りました。他の乗客は奇異の目で見ていたと思いますが、そんなことはどうでもよく、とにかく「このバスから降りられた。呼吸ができる。助かった!」と安堵感でいっぱいの瞬間でした。

その時はこれがパニック障害だとは知らなかったのです。その後、いつものように通勤バスに乗った時、バス停にバスが到着する度にどれだけの人が乗ってくるのかが気になり、立ってる人でいっぱいになり人を掻き分けないと降りられない状況を想像するだけでまた心臓がドキドキして、すぐにでもバスから降りたい!という衝動にかられました。

そしてそんな心境になるのがツライので、電車通勤にしようと思い電車に乗った時のこと。そんなに混んでいなくて立っている人もまばらで自分が座れている状況にも関わらず電車のドアが閉まった瞬間、またドキドキして呼吸が苦しくなり手が震えだしたのです。次の駅に到着するまでのほんの4・5分が地獄の時間に感じました。

たちまち我慢できなくなり、私は次の駅で降り、また電車がきたらそれに乗り、また一駅で我慢できずに降りるということを繰り返して、電車も恐怖になったショックで呆然と駅で立ち尽くしてしまいました。それでもなんとか会社には行かなければという責任感からまたバスに乗ったのです。

なぜかというと電車はいったん発車したら余程のことがない限り降りることはできませんが、バスなら運転手に「具合が悪いから降りたい」と言えばバス停でなくても緊急的にバスを止めて降ろしてもらえる、逃げられる、と考えたからです。

それでバスに乗っている間はなるべく運転手に近い前方に居て、いつでも限界がきたら降ろしてもらえると思い、その思いがちょっとは安心感になっていたと思います。私が始めてパニック障害を発症した時は仕事で部署の責任者を任されていた時で、とにかくストレスを感じる毎日でそれが発症の原因だと確信しています。

ただストレスを感じるだけなら人は誰でもあると思いますが、私の場合は特に責任感が強い、完璧主義、他人の視線を気にするなどパニック障害を起こしやすい性格なのも原因だと思います。発症してから4年くらい経ちますが、今でも似たような状況になると予期不安を感じてドキドキします。

トンネルの中を車で走る時、公共の乗り物に乗ってドアが閉まる時、飛行機に乗る時、エレベーターに乗る時、人混みにいく時、ミーティングなどで閉鎖空間に長時間いる時など、普段の生活の中で頻繁に不安に陥ることがありますが、死ぬわけではない、脳内で勝手に情報処理が混乱しているだけ、すぐに不安は治まる、などと思い日々乗り切っています。

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