熱中症の予防や対策グッズ、それは財布!

高校生の頃、自転車で15分ほどかかるコンビニまで、アルバイトに通っていました。その夏は猛暑で、私の住む北海道でも夕方のローカル番組などで熱中症の予防だの対策だのと繰り返し放送していましたが、私には関係ないと聞き流していました。帽子もぬるいスポーツドリンクも嫌いだったからなのですが。それにアルバイト先までは自転車で15分。当時の私からすれば、とても熱中症になってしまうような距離とは思えませんでした。

今だからわかりますが、屋内にいれば熱中症にならないというものでもないです。北海道にある多くの家がそうであるように、私の家にもエアコンはありません。扇風機だけでも夏を越せますが、熱中症予防グッズとしては少し頼りないですね。かといってエアコンを極端にガンガン効かせるのも、逆効果になりそうですが。

そんな訳で、おそらく自転車に乗り始める以前から水分は不足していたのでしょう。その日は少し寝坊していて遅刻しそうだったのもあり、お茶も飲まずにまっ昼間に自転車を立ち漕ぎ全力疾走していました。その結果アルバイト先まであと5分の距離で、急にぐらっとものすごい立ちくらみのような感覚に襲われました。丁度交差点の信号待ちだったので自転車を止めると、もうそこから気持ち悪くなって動けなくなりました。

自転車にすがりついてかろうじて立っているような状態で、あれ、これってまさか熱中症なんじゃ!と気付くのに長くはかかりませんでした。でも交差点を渡れば、そこにはアルバイト先ではないコンビニがあります。早くスポーツドリンクを飲まないと!倒れたらやばい!信号が変わって、自転車を押しながらゆっくりと大きな交差点を渡っていきます。

そして何とか自転車を止めて鞄を見ると、な、無い!なんとその日に限って私は財布を忘れていたのです。踏んだり蹴ったりとはこのことだ…と絶望しました。(熱中症対策を怠った自分の自業自得です)

お金ってどんな熱中症対策グッズよりも大切な、絶対に忘れてはいけないものだったんだと身に染みて感じながら、ふらふらと自転車を押してアルバイト先のコンビニまでたどり着きました。そして先輩から100円を借りてスポーツドリンクを買って飲むと、さっきまでが嘘のようにあっという間に回復しました。軽症で済んで本当に良かったと思います。

その日からしばらくの間は、熱中症予防としてスポーツドリンク、そして万が一の熱中症対策グッズとして財布は、絶対に忘れないようにしました。もう二度とあんなみじめな思いをしたくないです。でも帽子だけは、相変わらず苦手でかぶれません。

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